一般社団法人富山県作業療法士会

会長の挨拶

会長 齋藤 洋平

 まずは、昨今の未曽有の事態に直面している社会生活のなかで、会員の方々をはじめ、皆さまにおかれましては、心身ともに日々ご苦労されていることかと存じます。 さて、富山県作業療法士会は昭和57年(1982年)に設立され、40年を迎えました。その間には、様々な事業を行うと共に、一般社団法人化(平成22年)や全国規模の研修会・企画を開催するなど、作業療法士の地位向上や研鑽のために、歩みを進めて来ました。 令和4年4月には、会員数が680名となり、着実に増えてきた会員数は、作業療法士が社会で求められてきた成果ではないかと思います。公的なデータより充足度をみましても、作業療法士の配置は、非常に高い傾向にあり、富山県内では、様々な面で作業療法士が、大きな役割を担っているものと考えています。 日本は少子高齢社会を迎え、今後、さらに人生100年時代が来ると言われています。また、高齢者だけでなく、小児や精神疾患を持たれた方々等を含め、今後の社会を支える地域包括ケアと共生社会の中心として、リハビリテーションを置き、対象者とその家族の生活や意志決定のための重要な人材として捉えられています。特に作業療法士には、人の生活や社会参加のためのリハビリテーションが求められ、本来あるべき姿が今まで以上に求められています。 一方、様々な社会的状況の転換期であり、それらに対する新たな作業療法士の姿がみられ始めています。富山県作業療法士会では、日本作業療法士協会と共に、時代に即した作業療法士と生活に貢献できる専門家の育成を進めています。地域包括ケアシステムや共生社会に関わる機会もみられ始め、当会でも、協会と連携し、人材育成と様々な事業への参画を推進しています。 作業療法士に必要なことは『地域に貢献すること』『生活や社会参加に貢献すること』『多職種協働に貢献すること』だと考えています。今後、益々、作業療法士が様々な機会に貢献できるよう、富山県作業療法士会では、事業展開していきたいと思いますので、多くの方々のご理解、ご協力をお願い致します。

「こころ」と「からだ」の回復から生き活きとした地域生活へ
~医・職・住~を支援するリハビリテーションの専門家

令和4年7月吉日

一般の皆様へ
(作業療法とは)

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